ネオンの美しい映画6/パリ、テキサス
category :
おすすめのネオン
季節がすすんだことを実感する大阪です。Blogでは久しぶりの「ネオンの美しい映画」を紹介します。本日は、ロードムービーの秀作!ヴィム・ヴェンダースの「パリ、テキサス」です。
四年ぶりに再会した、息子ハンターと妻を捜しに旅に出る、男の話。まったく人を寄せ付けない雰囲気を持つ主人公。それでも、ぎこちなかった、2人旅の道中に心の通い合うシーンによって、観ている こちらも段々と2人の旅に引き込まれて行きます。アメリカを舞台にしたロードムービーには、かならず出てくる「ドライブイン」や「モーテル」のネオンですが、この映画にも多く登場します。
なかでも、ウマの足が点滅して動くようなネオンサインにクローズアップするシーンがあります。そのリズムは映画の流れにアクセントを与えているように思うのは、ネオンびいきのせいでしょうか?
グッと切ない気持ちにもなる コチラの名作。1984年にはカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得。今でも、その情景は新鮮な発見を与えてくれるかもしれません。馬の足ネオン探しも一興に。ちょっと、身体に夏の疲れがでるこの季節に、オススメの映画です。