oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

サポート/支え

category : neonのこと

前回、Appleの発音さんのネオンを紹介した時に触れたネオンの「サポート」の事を紹介します。以前、ご見学頂いたお客様が「ネオン管って固いのですね!?」とビックリされていた事がありました。柔らかく自由に曲げた様な印象を持たれたネオン管と職人さんは「しめしめ」と喜んでいるのでは?と思いましたが。ガラスで出来たネオン管は固く、それだけでは強度は完璧ではありません。そのため、強度のあるベース(金属の板や、木製、アクリル製など仕様によってかわります)に「サポート」と呼ばれる支えを使って 取り付けています。

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こちらは、陶製のサポート。ネオンのサポートは丈夫なのは勿論の事ですが、万が一の事を考えて通電しない素材で作られています。また看板は雨風のあたる場所での仕様が多いので、このような硬質の陶で出来たものが使われ、曲げの様子や管のサイズによって 使われるカタチもかわります。

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こちらは、ガラス製のサポート。透明なので、ネオンの光を邪魔せず 文字通りの縁の下の力持ちの役割を果たしてくれます。こちらの製造は、専門の製造業者さんたちが作ってくださっているのをウチが仕入れています。この他にも現在は店内装飾等にも用いられるため、プラスティック製などのサポートもあります。

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サポートを使ってベースにとりつけますが、ベースの多くは板金屋さんや溶接屋さんにお願いして作ってもらいます。その他にも鮮やかな色のシートを貼ってもらうシート屋さんや、大きな現場の取付時にお手伝い頂く電気工事士さん、等々。「ネオン看板」と一言で言っても、私たちネオン職人だけでなく、様々な方達が支えてがあって 無事にお店に灯されます。その連携に日々感謝して、今日も安全に仕事させて頂いています。ありがとうございます!