oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

PARISネオン旅行記3/街のネオンたち

category : おすすめのネオン

ついに3月!パリへ行ったのは、今年の初めでした。春の気配のなか、最後のパリ旅行記は街のネオンサインです。前回のパリ滞在で、昼と夜の表情の違う街を堪能しましたが、今回は冬期で暗い時間がながく、お昼もなんとなく曇り空。まさに、ネオンサインの力量を発揮☆のベストシーズンで、あちこちの光に目を奪われ 今回もたくさんの写真を撮ってきました。

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こちらは、本来ネオン管の裏に塗装する黒ペンキを表に配し、黒文字がネオンカラーに映し出されるサイン塗装を計算したのかな?と曲げが気になったサイン。街の中には、以前からのネオンと、新たに製作、施工されたかもしれない、という新しいスタイルのもと色々と観る事が出来ました。

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こちらは、大胆な内装へと続くネオンサイン!これは、今まで観た事が無いものでした!ネオンガスの赤でカフェの空間も赤く染まり、間口だけでなく奥行きも見せる!ダイナミックなデザインネオン。

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こちらは、クラシックな印象のある、屋台ネオン。ちいさなネオンサインですがちょうど、テントの影で暗くなった所を明るく見せる事ができるので、効果的です。色も、美味しそうなホットドックにぴったりで、ついつい買い食いしたくなります。

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縁取りネオンサイン。こちらもよく見かける形かもしれませんがシンメトリーが美しいと職人さんの心意気を感じます。飛び出し看板と建物の形のネオンサインが可愛らしいよい看板!

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こちらは、ザ!ネオンサインというダブルの文字のサイン。これも、複雑な曲げに目を奪われました!外装とのバランスが絶妙で、お店の方のこだわりが伝わる外観を作り出しています。

スッキリした通りには全くネオンサインがなく、その薄暗さもドラマチック。それゆえに、ネオンの灯るにぎやかな通りが映え、街のコントラストを作り出しているのだなと、思いました。製作をベースにしていますが、やはり脚を運んで実際に観るというのは、一番の刺激に繋がるなと振り返っています。

パリに同行させて頂きました、kukkiaスタッフの皆様、ありがとうございました。また、このBlogにお付き合い頂いた皆様にも感謝を申し上げます。これからも、ネオンの美しさや、あたたかさを伝えていけるように技術の向上を目指し、こちらのBlogで紹介出来るものを作り続けていきたいと思います。今後とも どうぞ よろしくお願いいたします!

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