oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

ネオンの色/NeとAr

category : neonのこと

化学の授業は得意だったでしょうか?得意な方は、「NeとAr」でピンと来るかもしれません。

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Neというのはネオンの元素記号です。ネオン工房では赤ガスと呼んでいます。 Arというのはアルゴンの元素記号で、私たちは青ガスと呼んでいます。実は皆さんの身近にある蛍光灯もアルゴンガスの光です。

前回のBlogでネオン管にはあらかじめ色がついていると言いましたが、唯一 色の着いてない透明管というのがあります。

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この透明管を使うと、ネオン管の中のガスの色を純粋に見る事ができます。冷えた冬の朝などはこの中を流れる、青ガスがかすかに震えて流れるようにみえることもあります。製品としては安定して光る方がよいのですが、まるで生きている様にもみえて愛らしく感じます。

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赤ガスの光は強く、遠くまでよく届く光として使われております。大きな看板や高い所、また通りの向こう側などに見える様にとつけると お客様の目をとらえて広告としての役割を果たします。赤ガスの色は強いので、色のバリエーションでよく使われるのは青ガスの方です。着色管、蛍光管の色を美しく光らせる青ガスの光は内装などの空間演出にも使う事ができます。

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ガスの色と、管の色で 光を作り出し お客様といっしょに場所や目的にあった商品を作って行きたいと思っております。