oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

ベースの素材

category : neonのこと

少し早い夏休みを頂いていたBlog更新ですが、なんとか夏の暑さと湿気に身体が慣れてきて、ゆっくりですが再開いたします。今日は出来るだけ涼しげにと、ネオンを消して、そのベースのコトを書きます。

お客様に「ベースは何にしますか?」というと、最初は「なにのことかな?」と聞かれる方が大半です。ベースとは、ネオンを支える土台の事です。ネオンはガラス管なので、設置するにはサポートと呼ばれる補助部品が必要です。それを立てるため、外装ならば直接お店の外の壁に穴をあけて施工が必要ですし、内装や、また外装であっても設置する環境や条件により合う ベースを作ります。

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上の写真は、oncanオリジナル商品の「bird’s letter」の初期のものです。看板でよく使われる、ブリキ素材の「ピット文字」と呼ばれるベース。大きなネオン看板では定番のベースで、ネオンを守りつつ看板を大きく目立たせてくれます。

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こちらは、バーなどで見かける、金属製のアングル(枠)のベースです。ネオンをシンプルに見せることができ、また内装の邪魔をしないつくりで こちらも定番の形です。窓越しでみるとネオンの文字が浮いた様に見えるように、邪魔をしない黒のペイントをします。文字の形を美しく見せるため、スケールを代えて発注するので、こちらも一点一点オリジナルのものを作ります。シンプルゆえに、デザインを邪魔せず美しく見せる為にサイズ等の考慮が必要になってきます。

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最後に、ショールームから木製のベース。こちらもシンプルなつくりにしています。最近頂くご注文は。透明なアクリル樹脂が多いのですが、木製も案外ネオンと相性がいいです。環境によっては劣化が早いため、内装ディスプレイにお勧めしています。お商売の雰囲気で、ネオンの色やデザインだけでなくベースの素材も、お客さまに伝わる要素の一つと言えるでしょう。