oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

続・LA出張2016/フレクナー氏のスタジオ

category : おすすめのネオン

大雨が気になる季節。空調をかけずに作業する、大阪の町工場の弊社では スタッフ水筒を持ち、休憩と水分補給に気をつけています。

さて今回は、前回に引き続き「LA出張」の御報告。私達の師匠でもあるアーティストでベンダーのマイケル・フレクナー(Michael Flechtner)のスタジオを紹介します。カリフォルニアのグランデールにほど近いマイケルさんのスタジオ。設立してからなんと、30年ずっと同じ場所でネオンを作り続けています。その熟練した技でネオンサインは勿論のコト、ご自分のオリジナルの作品を制作。今現在も展覧会で大忙しのアーティスト、ネオン管の事を知り尽くした方です。

シーラカンスのネオン作品は立体作品。水色のネオン管は長さ33フィート(およそ10m)を曲げて作られています。コレを観ただけで、その技のスゴさとセンスの素晴らしさが分かります。

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下の写真は作品を装着するマイケルさん。”GAME MASK”と題された作品は見ての通り装着可能!もともと、彫刻家であったマイケルさんは立体作品が得意で、他の素材への知識や技術も持ち合わせている為、なかなかネオンサインでは観た事の無いアイデアが満載です。加えて、とても気さくでエネルギー溢れる彼と話していると、こちらまで元気が湧いてきます。

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作品はどれもユニークで、え!っと驚くものもたくさんあります。私達のお気に入りは、”Clifford, the little Neon Dog”と題された、このネオンの子犬はなんと!動きます!こちらの動いている動画はマイケルさんのホームページで観る事ができますので是非ともチェックして下さい!→http://www.flektro.com/current-work/clifford/

昨年27年ぶりに再会したマイケルさんは、弊社代表の山本が15才の頃にはじめて出会いました。当時、先代が立ち上げた会社の為に、ネオンの技術を教えて下さった いわば弊社立ち上げの重要人物です。当時まだ、ネオンを曲げることすら考えてなかった山本が、歳月を経て こうやって行き来出来ているのは本当に嬉しい事です。弊社も紆余曲折あり、ここまでくるあいだには、出会えた方々のことを思い出せない時さえもありました。昨年、迷いながらも一念発起して会いにいった私達を歓迎して下さったマイケルさんには本当に感謝です。

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首から下げているのは、マイケルさんの作品。これも装着と携帯が可能な作品!このアイデアには脱帽!まだまだ、パワフルに作品を作り続けるアーティスト、ただただ尊敬するばかり。分けて頂いたエネルギーを、私達も次の製作やネオンに生かしていきたいとおもっています。

今回の再会で、また次の目標も見えてきました。その目標の為にも、日々の仕事を大切にして、小さな工夫や技術を積み上げていきたいとおもっています!最後になりましたが、旅でお世話になった、マイケル・フレクナーさんとMONAのKIM KOGAさんに感謝します。

Thank you very much, Mr. Michael Flechtner!

Thank you very much, Ms.Kim KOGA!

Thank you very much, Ohashi-san,too!

 

前回の出張の報告Blogと一緒に観て頂けると嬉しいです。お時間ある時にご連絡ださい!

Blog LA出張お土産01/ネオン修行 LA出張お土産02/Museum of Neon Art