oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

ホームワーク2018/うらいまゆみさん①

category : oncanのこと

気がついたら、今年もあと一週間となりました。お久しぶりです!しばらく更新を怠っておりました。ウェブ担当です。

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言い訳になってしまいますが、昨年末から今年の初めにかけて、スタッフが少し体調を崩した事があり、工房のペースを考えていたら、もう一年になってしまいました。今は、生活改善して元気に作業できております。ご心配いただいた方々、お待ちいただいた方々のお陰です、社員みな感謝しております。ありがとうございます!

2011年に立ち上げた、oncanのプロジェクト。 「あたたかくて可愛い、ネオンの良さを知ってもらいたい」と始めましたが、今やネオンは私たちの手を離れて、お客さま、クライアントさん、デザイナーさんによって、多方面で活躍しているように感じております。おかげさまで、斬新なデザイン、仕様を製作する機会も多く、苦労もありますが、楽しい製作が続いております。

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年々増す、時間のスピードのなかで、私たちも素材としてのネオン管にいい意味でも悪い意味でも、慣れてしまっているところがあるかもなぁと、ふと思うことがありました。物理的な条件の中、お客さまに長く安全に使用していただくことを考えると、意識的に避けていく手法や曲げも出てきます。

 私たちが、オリジナルのネオンサインを自らデザインする時も、どこかでネオンへの『まもり』の意識が働いてしまって、ネオン管の素材の可能性にフタをしているのではないかしら?と思うことも。

そこで、今年は「ホームワーク(宿題)」を自ら課してみようと考え、先生に以前から気になっていた針金作家の「うらいまゆみ」さんにお願いすることにしました。

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まっすぐな針金を使って、独自の線を生み出すうらいさん。

その素材の性質が、ネオンのガラス管にも共通すること。そして、平面的な図案だけでなく、本の題字なども製作されて、5年ほど前から「いつかこの方の作品を曲げてみたいなぁ」と思っており、今回ついにその念願がかないました。

ホームワークの先生、うらいまゆみさんについてと、「どんな宿題を作っていったか?」は、また次回ご紹介したいと思っております。年末お忙しい時ですが お時間あるときにお付き合い頂けるとありがたいです。

続く