パリのお土産3/夜の光
雨続きの隙間、本日は秋空の大阪です。今回は、パリで観た夜の光を紹介したいとおもいます。その前に、今回の出張でお手伝いした現場、インテリアデザインの見本市「MAISON&OBJET PARIS」
で観た光の空間を是非ごらんください!
こちらは、日本から招待アーティストとして大きな空間でインスタレーションしていた「チームラボ」のブース。ムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)のランプシェードを使った新作「Forest of Resonating Lamps – One Stroke」です。鑑賞者がランプの近くで立ち止まると、光が強く輝き、音色を響かせて他のランプ達も次々と変化していく空間。多くのお客さんが同じ空間で変化を楽しみ、知らないヒト同士で、幻想的な現象をシェアできるというのは、さすがだなぁと、以前、私が子どもと遊園地で体験したチームラボのプロジェクトなどを思い出しながら、とても感動しました。こちらの詳しい展示については以下のサイトでご確認下さいませ↓
Maison & Objet Paris 2016 http://www.team-lab.net/jp/exhibitions/maisonandobjet2016/
さて、本題に。パリの夜のネオンサインと言えば「ムーランルージュ」!第一次世界大戦や第二次世界大戦下でも営業を続け、第二次世界大戦中にパリがドイツ軍の占領下に置かれた際も、多くのドイツ軍将兵でにぎわったキャバレー。画家ロートレックの名画にたびたび登場するモチーフであり、彼の生涯を描いた映画のタイトルにもなっています。ロートレックの通った頃にはネオンサインはまだ存在していなかったとおもわれるので、ロートレックは見ていないネオンに彩られたムーランルージュ!
今も、人気のある観光スポットです。残念ながら中には入りませんでしたが、もうこの外観だけでもお腹いっぱい☆のデザインと、技術!迫力満点の電飾で嬉しくなります。昼間の街とガラリと異なり、夜のパリの街には赤ガスと呼ばれる、本来のネオンガスの赤い光がよく似合います。秋から冬になると暗い時間が長くなるヨーロッパでは、これも街の表情。
美しく、なめらかな線を描くパリのネオンサインと赤ガスは妖艶で、大人の街を彩ります。ネオンの曲げにもお国柄があるなぁとおもいつつ、勉強をさせていただきました!今回のパリ出張、展示に同行させて頂きましたkukkiaさま、出会ったスタッフの方々、そしてパリの街に感謝です☆行楽シーズン、お気に入りの街の「光」に目を向けるのも新鮮な体験になるかもしれません。皆様が楽しい季節を過ごされますように!