oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

パリのお土産2/お昼の光

category : おすすめのネオン

気がつくと、九月最後の週になっておりました。そろそろ、アート&味覚&行楽!と、楽しみの多い季節がやってきます。大阪緑橋の町工場は相変わらずの仕事モードですが、季節の小さな楽しみを味わいながら 一つ一つ続けていきたいなとおもっております。ということで、今回は今月はじめに、出張で行ったパリのスナップ写真をお土産代わりにupします。

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最初は、皆さんご存知のエッフェル塔。青空をバックにそびえ立つ姿を、長い歴史の中たくさんの人々が見上げ、そしてこの街を見守ってきたとおもうと、それだけで長い旅をしているような気持ちになりました。夜に登場するネオンサインですが、今回はお昼の光を紹介したいとおもいます。

やっぱり、気になるのはネオンの光。ネオンが看板として、はじめて点灯したのは1900年開催のパリ万博と言われていいます。そのためかパリのネオンサインの曲げは海外のベンダーの中でも定評が高いようです。というわけで一層、期待が高まります。最初は、ネットで見かけて 気になっていたネオンを使ったパブリックアート。

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浮遊するネオンサイン。キャプションを記録しわすれて、アーティストが不明なのですがこちらのネオンアートは、ルーブル美術館へ向かう地下鉄の駅をでた、モールで観る事が出来ました。吊るして設置していますが、通常ネオン管自体にストレスをかけて吊るす事はリスクが高いので 恐らく、なんらかの支持体は仕込んであるのでは、と観察しておりました。日本のように地震がなどの心配のある地域では出来ないプロジェクトだなぁと、新しい仕事を直に観る良い経験でした。

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街にある、手書きの書体もパリらしくて美しいとおもいました。特にしたの店内装飾のサインは、写真では分かりにくいですが、ネオン管の色のグラデーションを使っており よりテーマである手作りのあたたかさを表現している ネオンの性質を含めた表現になっていて ネオン屋としてはグッとくるサインでした。日本語とちがいフランス語の綴りはネオンの流れるラインにピッタリだなと、いつかパリのネオン職人さんの工房も覗いてみたくなりました。

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出張期間中は、パリも日照時間が長く観光を楽しむのにベストなシーズンでした。自然光を取り入れたルーブル美術館の地下街での散策&街の様子もたくさん堪能する事が出来ました。観光資源としての建築物が多く、現代的な建築や空間デザインがかえって映え、お互いを引き立て合っているのがパリの街の特徴のような気がします。実際に私達がイメージしているよりもネオンサインが多く、日中も多く活躍していました。伝統的な空気を待つ街で、ネオンのもつハンドメイドの温かみをより生かすデザインをたくさん見かけたような気がします。

次回は、夜のネオンサインをご紹介したいとおもいます。よろしくお願いしますー。