oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

ネオンの光/気温

category : neonのこと

季節が少しづつ進み、お出かけも楽になってきました。街には春色のコートや小物が並び、野菜や花の色も鮮やかになります。じつはネオンもこの季節、少し鮮やかになります。

ネオンの色については、以前「赤ガス」「青ガス」があると書きました。蛍光灯と同じ「青ガス」のアルゴンガスは、温度の変化をうけて、輝きに変化を見せます。

iro0317

温度が低い冬の朝や、点灯した直後など 青ガスを入れたネオン管は、少し暗い印象を与えます。ご心配されて御連絡頂く事も稀にあります。冷たい季節に取り付ける時は特にその辺りを説明させて頂いております。空気の気温があがり点灯して、電気が安定して流れていると光も安定してみられます。水が流れるように、青い光が揺れて見えるという現象も気温が影響している場合が多いです。

neonroom001

一方、赤ガスは気温の影響を受ける事が少なく、輝度も高いネオンです。そのため、空間全体を赤く染める程 強い光で頼りがいがある光です。ネオンの光の変化。ちょっとした変化ですが、そんな風に街の明かりを眺めると面白いかもしれません。