oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

ネオンの美しい映画11/恋する惑星

category : おすすめのネオン

夏至が過ぎ、近所の街路樹からセミの泣き声が。弊社の工房では秋の展示会に向けての準備が少しづつはじまっています。oncanのオリジナルの新作の為、Web担当もただ今ドローイング中。夏の宿題のようです。

さて、最初に少しだけお知らせです。少し前から始めたoncanのインスタグラムが、有り難い事に500人以上の方のフォローをしていただいております!ありがとうございます!制作風景や、製品の写真も更新しております。

毎日更新しておりますので、是非☆フォロワーになってください→oncanインスタグラム

また、oncanのFacebookページに加えて、代表の山本祐一のネオンベンダーのお仕事を紹介する、弊社「maverick(マヴァリック)」のFacebookページもオープンさせました。

施設やお店の施工や、(oncan以外の)展示会などの情報を更新していく予定です。よろしくお願いします。→マヴァリックFacebookページ

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さて本日の「ネオンの美しい映画」は、「恋する惑星」です。ウォン・カーウェイ監督の1995年上映の名作。金城武、トニー・レオン、フェイ・オン主演の映画。こちらのネオンがどこについていたか、記憶していた方はおそらくDVDをBGVにして過ごしていらっしゃったのでは?

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こちらは、主人公の金城武やトニー・レオンが利用しているコンビニの点灯についていたネオンです。オムニバス形式でありながら同じネオンが登場します。また、よーくみると このOKネオン一つネオン管が消えています。切れたネオンが気になるのは職人のサガ。それと同時に登場人物の心情とリンクしてるのでは?などと深読みしてしまいます。

 

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ヨーロッパ映画と異なるのはその蛍光灯の光の下で繰り広げられる映像の色です。アジア独特の湿り気と、混沌とした雰囲気がその光で伝わります。この色たちが、不可思議にも思えるストーリー展開へ引き込まれる一つの要因かもしれません。夜の街を失踪するシーンでは、もちろんネオンがその光をゆらし、画面に彩りが加わります。

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ちょうど、季節は夏。切ない恋模様と鮮やかな色彩。その雰囲気にどっぷり浸かりつつ、映画を楽しんでみてはいかがでしょうか?気がつくと「パイナップルの缶詰」なんて買い込んでしまうかもしれません。