oncan ネオンによる身近な照明

工房BLOG

oncanのネオン職人 山本祐一によるブログネオンについての豆知識から活動のお知らせなど

ネオンのはじまり/タイムトリップ

category : neonのこと

街のショーウィンドーも、または手書きのメニューや料金表も、お店や施設、店主の気持ちを伝える、「広告」だなと、職業病か? 看板から発信される個性に敏感になります。

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現在広告の中心と言えば、やはりインターネットやデジタル技術でしょうか? インターネット技術、またはデジタルの技術の向上により、広告の性質も大きく変わっているようです。

ネオンの登場は、1910年に発見。点灯されたのは、パリ万博の年1912年に床屋さんが最初だと言われています。100年以上も前、当時の広告としてのネオンというのは最先端の技術だったと想像します。

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最近たまたま手に取った、アニメーションの歴史の本『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか/アニメーションの表現史」(細馬宏道著・新潮選書)にもチラリ、ネオンが登場します。ネオンの仕組み、真空管での希ガスの発光がフィルムに音をのせる為の技術の発見、開発に試されたという記述がありました。恐らく、現在デジタル技術が様々なステージに登場したり、活用されている様に 当時 最先端の技術としてネオンの発見は注目されていたのだな。と読みながら当時のことを想像すると なんだかワクワクします。

おそらく、いま当たり前にあるシンプルなネオン看板も当時にしたら、最先端に人の目には映ったのではと思うと、ネオンを通してタイムトリップも出来そうです。